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海の日

 小五のときにビーカーの中で難破した船が、二十五年経ち、ティーポットから出てきた。帆を張ってスプーンを構える。風はベルガモットの香り。暑そうに空を仰ぐ船員たちを見て、アイスティーにしてあげれば良かったなと反省する。

豆本掲載作
その他の印刷物・雑貨掲載作

長編・連載モノなどは「カクヨム」に掲載しています。

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