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波打ち際バレー

 ボールの代わりに人魚が持ってきた髑髏が、彼女の腕の中でカタカタ笑う。うるさいから取り上げて力いっぱい投げると松林の向こうへ消えた。それを見た人魚が泣き出してしまい、困った私は自分の頭を外して彼女に渡した。泣き止んだ人魚と私の頭で遊んだが、目が回った私はボロ負けだった。

2013年10月22日
豆本掲載作
その他の印刷物・雑貨掲載作

長編・連載モノなどは「カクヨム」に掲載しています。

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