ソーダ水の朝

 コマコは言った。
「ほら、私達ってプチトマトとミニトマトみたいな関係でしょ?」
 テーブルに行儀悪く頬杖をついて、マチコは聞く。
「どっちがどっち?」
「どっちがどっちだと思う?」
「さぁ? どっちでもいい」
 そもそもマチコにはプチトマトとミニトマトの違いがわからない。
「今日はどっちがどっち?」
 マチコが聞くと、コマコはにっこりほほえんでマチコを指差した。
「あなたが私、私があなた。どうかしら?」
「了解」
 あくびをしながら答えたマチコに、コマコは眉をひそめる。
「言葉遣いと態度、気をつけてね」
 そう言われたマチコはソーダ水のグラスを静かに持ち上げて、にっこりとほほえんだ。
「それってお互い様じゃないかしら?」
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